Friday, July 29, 2005
You have to admit when you're wrong. We were wrong.
「我々は間違っていた」とNASAのシャトル計画部長が発言。
潔いことは認めるけど、「そんなこと言われても」という話。
最初に打ち上げが延期になった時点で、原因が解明されるまで延期すると言っていたものが、原因の解明がされないまま、「問題ない」という判断で打ち上げが実施された。こんなことだと、また事故が起こるような気がしていた。
とにもかくにも、今回のミッションが無事終了することを祈るばかりだ。
ある朝、いつものようにFEN(Far East Network、現在の American Forces Network)を聞こうとラジオのスイッチをひねったのだが、どこかからの中継だったようで、時々鳥の鳴き声が聞こえてくるだけだった。いつものような威勢の良いDJの話もまったくなく、そのままスイッチを切ってしまった。
大学へ行ってから、それがチャレンジャー号の爆発事故の現場からの中継だったことを知った。
1986年1月28日(現地時間)のことである。
私的録音補償金制度
業界7団体が iPod などディジタルオーディオプレーヤーも私的録音補償金制度の対象とすべきだという声明を出した。
このことに対して、声を大にして言いたい。
「ふざけるな!」
彼らがやっていることは、業界ゴロ以外の何者でもない。
考えているのは自分たちの利益のみ、利用者の利益はまったく考えていない。
このような声明を出す前に、何が本当に利用者のためになるのかを良く考えてほしい。
利用者だって、必要なものであれば喜んで支払うだろうが、制度自体が不公平であることが問題なのである。
私的録音補償金制度にしても、JASRACの音楽著作権収入を「公平に」分配する方法を考えるべきである。
Wednesday, July 27, 2005
台風一過(一家ではない)
台風7号はちょっとだけ房総半島に上陸して、そのまま東へ抜けていった。
時々、雨は強く降っていたが、台風というより、普通の雨の日だった。
Tuesday, July 26, 2005
自己満足といえば...
日本で最初に iTunes Music Store に楽曲を提供すると発表した某CDレーベルも自己満足以外の何者でもない。
以前リリースされた曲をほんのちょっとリミックスしただけの曲を収録したアルバムをこれでもかというほどリリースした結果、音楽離れを加速したばかりか、CCCDなんていう「まがいもの」を先頭になってプロモーションしていた。
おまけに、一連の人事抗争の結果、所属の「自称」アーティスト(あんなのがアーティストだと言うのであれば、アーティストの定義が間違っている)が辞めると言った途端、社長が辞めて、辞めたはずの社員が社長になる。これで、新社長はおろか、当の自称アーティストまで勘違いしてしまうだろう。まぁ、自称アーティストのCD売上が頭打ちの状態で、このレーベルは自称アーティストと共に沈没していくものと見ているが。
昨日のテレビで、老舗クラウンレコードの社長が、「CD対音楽配信ではなく、CD&音楽配信として見るべきで、音楽配信はCDの販売促進として位置付けるべき」だと言っていたが、本当にその通りだと思う。
きっと、某CDレーベルの人間には何のことかわからないと思うが。
疑問
フジテレビは「お台場冒険王」、日本テレビは「汐留ジャンボリー」。
夏になるとテレビ局が似たようなイベントを開催して、たくさんの人が行っているようだけど、あれってテレビ局はどんな目的でやっているのだろうか?
最近の番組を見ていても感じるのだが、テレビ局は本当に視聴者が見たいと思うような番組を作っているのではなく、自分たちが楽しいと思うものが視聴者も楽しいと思っていないだろうか? それって、ただの自己満足だろ。
台風7号が接近中...。
Thursday, July 21, 2005
デイケアサービスの車
朝や夕方に複数のデイケアサービスの送迎車両を見かける。
後ろを走ってみると良くわかるのだが、たいていの場合、車の運転が非常に未熟である。
きっと、そのうち重大事故が発生することになると思う。
今は普通免許を持っていれば誰でもOKなのだと思うが、2種免許が必要ということにでもなるような気がする。
何か起きないと動かない行政。アスベスト問題もしかり。
昨日の委員会で経済産業省の役人が、30年前に問題があると指摘されていたという事実は知らなかったと答弁していた。
しかし、小学校の頃からアスベストには問題があると聞いていたように思う。
逆算してみると、ちょうど30年前くらいの話だ。
Thursday, July 14, 2005
チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」(その2)
勢いづいてしまったチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」で、聴いてみたいと思っていたカラヤン指揮の1976年盤、1984年盤も購入した。このうち、1984年盤のみオーケストラはウィーンフィルとなっている。
ネットで調べてみると、カラヤンが指揮する悲愴は1984年盤がベストという書き込みを多く見るが、個人的にはカラヤン自身も絶好調で、ベルリンフィルとの関係も良かったと言われる1971年盤または1976年盤の方が良い演奏だと思う。1984年盤はカラヤン自身が最後に録音した演奏のためか、1971年盤、1976年盤と比べると、こじんまりしているという印象を受ける。「老練」という言葉がぴったりの演奏だと感じる。
1971年と1976年の演奏に基本的な違いはなく、会場(イエス・キリスト教会とベルリンフィルハーモニーホール)、レコード会社(英EMIと独グラモフォン)の録音当時の技術ならびにCD作成のリマスター技術が違いとして現れているのだと思う。
好き嫌いが大きく分かれるカラヤンですが、強者揃いのベルリンフィルをこれだけドライブできるというのはすごい才能だと改めて感心します。そのベルリンフィルのメンバーのうち、コンサートマスターを含めた10名程度が、昨年母校獨協大学でのOB向けのイベントで、学生向けにワークショップをしたり、無料で演奏してくれた(学校はお金を払ったのかもしれないが、参加者は1円も払っていない)ということは、本当に信じられないくらい素晴らしいことだったと思う。
最後に、カラヤンに関するジョークを...。
ある夜、バーンスタインは夢をみた。神が降りてきて「バーンスタインよ、あなたは今では、世界最高の指揮者だ」と。この話を聞いたカラヤン、しばしの沈黙ののち「私は、そのようなことを言った覚えはない」。
Wednesday, July 13, 2005
裁判
フランス語を侮辱したと石原都知事が東京の仏語学校の校長など21名から提訴された。
「『仏語に携わる者の名誉を傷つけた』などとして、石原知事に謝罪広告と」
ここまでは理解できるが、
「原告1人あたり50万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした」
謝罪広告だけで十分だと思うのだが、なぜ訴えた人だけに利益になるような損害賠償を求めるのだろうか?
このような裁判は弁護士事務所が「うまく行けば、賠償金がもらえますよ。裁判を起こしてみませんか」と必要以上に煽っているような気がしてならない。しかし、なぜ弁護士事務所が裁判を起こさせるかというと、それは弁護士報酬が欲しいからである。
おそらく、この裁判は門前払いに近い決着となるだろう。しかし、どのような形で決着しても、弁護士事務所は報酬を要求することができるのである。そんな簡単なことに気付かず、弁護士事務所に踊らされる人たちを哀れだと思う。
本当に名誉を傷付けられたと思うのであれば、謝罪広告のみを要求すれば良いではないか。
Tuesday, July 12, 2005
下山事件「最後の証言」
本屋で「下山事件」という文字を見つけると、どうしても購入してしまう。
今回、購入した「下山事件『最後の証言』(柴田 哲孝著、祥伝社)」は、この数年相次いで出版された「葬られた夏(諸永 裕司著、朝日新聞)」「シモヤマ・ケース(森 達也著、新潮社)」と同じ流れの内容だが、この2冊の元となった証言をした女性の親族が書き上げているところが注目点。
かなり読み応えのある内容であるが、これまでの本と違った考察がされており、一気に読み上げることができた。これまで、下山事件に関する著作で決定版と言われていた「謀殺 下山事件」の疑問点に対する考察が非常に興味深かった。
56年も前の事件で、この先真犯人が現れることはまずないと思うが、いつか真相が明らかになる日が来ると良いのだが。下山事件以外にも、帝銀事件、三億円事件、米国のケネディ暗殺事件、英国の切り裂きジャック事件の真相が知りたいものだ。
Monday, July 11, 2005
チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」
このところ、久しぶりにクラシックづいている。
先週、何の気なしにCD屋で目についた小沢征爾&ボストン交響楽団の「悲愴」を買ったことで、懐かしの曲「悲愴」熱が再発してしまった。
今までぜんぜん知らなかったのだが、カラヤンは「悲愴」が得意なレパートリーだったようで、生涯に7回もレコーディングしていたそうだ。家にあった30年前に購入したカラヤン&ベルリンフィルのレコード(CDではなくレコード。録音は1964年)を聴いていたら、カラヤン&ベルリンフィルによる他の演奏も聴きたくなってしまった。
で、アマゾンでチャイコフスキー交響曲第4、5、6番(CD2枚セット)を購入。第4、第5は初めて聴くのだが、「白鳥の湖」など他の代表作を彷彿とさせる美しいメロディが随所に現れていた。この「悲愴」は1966年録音。
今日、近くのCD屋でカラヤン&ベルリンフィルによる「悲愴」の最高傑作と言われる1971年録音のものを発見し、これも購入。これは本当に素晴らしい演奏。(こんなに素晴らしいCDが1,300円という価格で販売されているというのが信じられない)
比較的新しい録音とは言っても、やはり30年以上前のもので、アナログで録音されているものをデジタルマスタリングしているのだが、同じようにデジタルマスタリングを施している1966年盤よりずっと音が良い。このCDはEMIから販売されており(前述の3枚はグラモフォン)、マスタリングは The Beatles が使っていたことで有名な Abbey Road Studios で行ったらしい。その辺が音の違いとなって現れたのだろうか。
現在、5種類の「悲愴」があり、どれも素晴らしい演奏だが、演奏以前にチャイコフスキーの作曲した美しいメロディーが私の心を捉えて離さないのであろう。機会があれば、1976年盤、そしてカラヤン最後の録音であり、名盤として名高いウィーンフィルとの1984年盤もぜひ耳を傾けてみたい。
日本では Pathetique に「悲愴」というタイトルが付けられているが、元のロシア語にはそのような意味はないらしい。ロシア語では、「情熱」という意味らしい。この曲の初演の1週間後にチャイコフスキーが亡くなってしまったこともあり、このような日本語訳がついてしまったのであろう。
Wednesday, July 06, 2005
広報
あなたの仕事は会社の広報活動であって、自分の広報活動じゃないと思います。
「会社の利益を前提に出版しました」って、たしかにそうかもしれないけど、この程度の利益も利益にしないといけない程度の会社と言っているようなものだと思うのだが。
社長が社長なら、広報も広報。相変わらずレベルの低い会社だ。
テレビ局には自分を芸能人と勘違いしているアナウンサーもたくさんいるようだから、頻繁にマスコミに取り上げたことにより、このような勘違いをする人がいても仕方ない話なのかもしれない。前歴を見ると、元々出たがりの性格のようだし...。
出版で思い出したが、ここの会社の社長が受験生を対象とした英語の参考書を出版している。
プレスセンターでのあのしどろもどろのスピーチを耳にして、この人が書いた英語の参考書を買おうと思う人はどれだけいるのだろう。
東大に入ったくらいだから、勉強はできるのだとは思いますが、少なくとも英語に関しては、受験英語の域を超えることができなかったということなのでしょう。