Wednesday, July 13, 2005

裁判

 
フランス語を侮辱したと石原都知事が東京の仏語学校の校長など21名から提訴された。

「『仏語に携わる者の名誉を傷つけた』などとして、石原知事に謝罪広告と」

ここまでは理解できるが、

「原告1人あたり50万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした」

謝罪広告だけで十分だと思うのだが、なぜ訴えた人だけに利益になるような損害賠償を求めるのだろうか?

このような裁判は弁護士事務所が「うまく行けば、賠償金がもらえますよ。裁判を起こしてみませんか」と必要以上に煽っているような気がしてならない。しかし、なぜ弁護士事務所が裁判を起こさせるかというと、それは弁護士報酬が欲しいからである。

おそらく、この裁判は門前払いに近い決着となるだろう。しかし、どのような形で決着しても、弁護士事務所は報酬を要求することができるのである。そんな簡単なことに気付かず、弁護士事務所に踊らされる人たちを哀れだと思う。

本当に名誉を傷付けられたと思うのであれば、謝罪広告のみを要求すれば良いではないか。
 

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