Tuesday, January 23, 2007

Vista on MacBook

 
MacBook にインストールした Vista だが、唯一トラックパッドの二本指でのスクロールがサポートできていなかった。
いくつかのウェブの書き込みを参考にようやくサポートすることができた。

これで、MacBook 上の Vista は完璧に動くようになった。
とは言っても、あくまでも Mac OS X がメインで Vista は参考程度のインストールである。
 

Friday, January 19, 2007

本のこと

 
大学時代の恩師にもらった本には、学術書のみならず、先生が若い頃に読んだざまざまなものが含まれている。
それも、一冊一冊、これにはこんな思い出があってと解説してくれたうえに、惜しげもなく「これも読んでおきなさい」とくれてしまうのである。

その中に興味深い本があった。

安川 実「ふうらい坊留学記」
小田 実「何でもみてやろう」

の2冊である。

どちらも40年以上も前に米国留学や海外放浪を経験した人の体験記なのだが、この時代の人はガッツがあるなぁとびっくりしてしまった。今では海外旅行も当たり前のことになってしまったが、この二人に匹敵する体験をするような人はほとんどいないことだろう。

安川 実氏が現在のミッキー安川だったことも驚きだったし、読み方は違うものの二人とも「実」という名前であることも興味深かった。
 

大学の指導教官のこと

 
大学時代の恩師である指導教官が定年退職を迎える。

昨年11月のゼミのOB会の席でその話を聞き、最終講義の日を確認した。12月21日に先生には内緒で学校へ向かったが、大学の職員となっているゼミの後輩に会うことができ、最終講義「英語音声学」の授業を聴講することができた。昔から派手なことが嫌いな先生らしく、学生にも最終講義とあることを一言も言わなかった。たまたま、同じ日に1年生の時に担任だった教授が最終講義を迎えていたが、こちらの先生は学内の至るところに貼り紙までして、最終講義を宣伝していたのとは正反対であった。

次の授業(実際は次のゼミの授業こそが正真正銘の最終講義となるのだが、こちらは立ち会うことができなかった)があったため、英語音声学の講義の後、少しだけ立ち話をして、近いうちに研究室を引き払わなければいけないという話を聞いた。ほしい本があれば、いくらでも持って行っていいとのことだった。「では、そのうちに』と話を濁したのだが、驚いたことに、その翌週に先生から、翌日に研究室の片付けに行くので来てほしいと連絡があった。先生直々に連絡までもらったので、翌日は車で大学へ向かった。先生は思い出深い本も含めて、ありとあらゆる本を持たせてくれた。おそらく、そのほとんどが見る人が見ればかなり価値のある本だと思う。今、我が家には言語学者が住んでいるのかと思うくらいの素晴らしい本でいっぱいである。

考えてみれば、この先生は父親が日本音声学会の重鎮で、本人もずっと音声学会のメンバーである。大学にも建学の頃から40年間に渡って教鞭をとってきた。にもかかわらず、でしゃばらない、常に控えめな人であった。学内を最終講義の貼り紙で一杯にしてしまうような人ではなく本当に良かったと思う。そんな先生から、1年に1回ゼミのOB会でお会いして、(大半はお世辞だとは思うが)「君は勉強できたよね」と言ってもらったり、「研究室の片付けは君に一番最初に声をかけたから」と言ってもらえるということは本当に幸せなことだと思う。

「高校の頃、英語の教師に「英国の方言を勉強したい」と相談したら、それは英語音声学という学問だと教えてもらった。それで、獨協大学に外国語学部英語学科を見つけ、受験する前から音声学を担当していた先生の名前はチェック済だったんですよ」

大学の研究室で、先生にそんな話をしたのだが、先生は大変うれしそうであった。大学を卒業してから20年も経つというのに、そんな先生とほとんど途切れるることなくお付き合いをさせていただいているということはとても大きな財産であると思う。
 

Thursday, January 18, 2007

石鹸ビジネス

 
アップル時代の友人が始めた石鹸ビジネスが10年目になろうとしている。

これまでネットでの直販のみだったものを、正式に日本での輸入販売の認可を取り、日本のネット販売業者への卸売りを開始するという。久しぶりに昨年の11月に日本に帰ってきた彼はできれば店でも売りたいと言う。ここでもコネが役に立ち、先日、彼と日本の有名販売店へプレゼンに行ってきた。

日頃の仕事とはまったく違う分野ではあり、非常に楽しく仕事をこなすことができた。
対象となるものは違うものの、基本的な進め方はどんな仕事でも一緒のように感じることができた。
先方は彼の石鹸に対する思い入れを理解してくれていたように思う。
やるべきことはまだまだたくさんあるとは思うが、何とか彼が夢見る石鹸御殿建立に役に立てれば良いと考えている。
 

最近のアップル

 
先週、アップルが iPhone を発表した。
今回の Macworld の目玉が iPhone であり、それ以外は何もなかったと言えるかもしれない。

iPhone 自体はかなり好意的に受け入れられているようであるが、最近のアップルはソニー化してきているのではないかと少し心配になっている。iPhone への期待もあり、株価は Steve Jobs のキーノートスピーチの最中から上昇したということだが、冷静に考えると、製品の出荷は米国で半年後、アジアは来年。日本に至ってはまったくの白紙状態だ。これでは少し前の製品を発表しても出荷が間に合わなかったソニーと一緒である。

2007年10〜12月期の決算で iPod の出荷が好調だったとのことだが、上位機種の Video iPod は2005年10月以降新機種が発表されていない。iPhone から電話機能を除いたものが第6世代の iPod として発表されるだろうともっぱらの噂であるが、早く上位機種の新製品を出さないと、今までの勢いが失われてしまう可能性がある。

アップルがソニーの二の舞にならないことを祈るばかりである。
 

MacBook 購入!

 
ひょんなことから、MacBook を購入した。
これまで使っていた PowerBook G4 12" はバッテリが死んでしまっていたり、その他にも問題点が発生していたので、ここぞとばかりに買い替えたというわけである。

初めての Intel アーキテクチャのマシンではあるが、買う前に予想していた通り、プロセッサに何が使われているかは大きな問題ではなく、今まで通りの Mac OS X マシンと何ら変わりはない。ただ、Intel アーキテクチャであるため、Mac OS X だけではなく、Windows 系のオペレーティングシステムも使えるというおまけが付く。せっかくなので、今月末にラウンチされる Windows Vista をインストールしてみた。あくまでもサブで使う程度のつもりということもあり、Windows Vista をインストールし、フリーの Office スイート OpenOffice をインストールしてみただけであるが、1台のマシンで Mac OS X と Windows Vista が使えてしまうというのは不思議な気分である。20年以上前に初めてのマッキントッシュ (Macintosh Plus) を購入した時に、まさか Microsoft のオペレーティングシステムが使えるなどとは夢にも思わなかったことである。

オペレーティングシステムを共存させるための Boot Camp というソフトウェアはまだパブリックベータではあるが、これなら Windows ユーザが Windows を使うためにマッキントッシュを買うということも起こり得るのである。

英語もそうであるが、コンピュータもそれ自体が目的ということではなく、それを使って何をするかというツールにすぎない。極論を言えば、今はウェブを見ることができ、メールをやり取りできれば、それですべては足りるのである。オペレーティングシステムがどうのこうの、アーキテクチャがどうのこうのという議論はただの時間の無駄である。
 

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