Friday, January 19, 2007
本のこと
大学時代の恩師にもらった本には、学術書のみならず、先生が若い頃に読んだざまざまなものが含まれている。
それも、一冊一冊、これにはこんな思い出があってと解説してくれたうえに、惜しげもなく「これも読んでおきなさい」とくれてしまうのである。
その中に興味深い本があった。
安川 実「ふうらい坊留学記」
小田 実「何でもみてやろう」
の2冊である。
どちらも40年以上も前に米国留学や海外放浪を経験した人の体験記なのだが、この時代の人はガッツがあるなぁとびっくりしてしまった。今では海外旅行も当たり前のことになってしまったが、この二人に匹敵する体験をするような人はほとんどいないことだろう。
安川 実氏が現在のミッキー安川だったことも驚きだったし、読み方は違うものの二人とも「実」という名前であることも興味深かった。