Saturday, November 19, 2005
バレーボール
最近のバレーボールの試合をテレビで見ていても、まったくおもしろくない。
バブル経済のまっただ中、日本バレーボール協会が金に物を言わせて、オリンピック以外のバレーボールの世界的な大会であるワールドカップを日本開催にしてしまったと聞いたことがある。これで、日本はどんなに成績が悪くても、開催国という特権を利用して世界的な大会に出場できるわけである。
これが事実なのかは知らない。しかし、開催国として参加している日本の成績を考えるとおそらく事実であろう。強いチームと試合をすることで、レベルアップを図るというのもわかるのだが、予選を勝ち抜くわけでもなく、自動的に大会への参加が保証されているようではレベルアップは期待できない。
今、開催されているワールドグランドチャンピオンズカップもおそらく同じように常に日本で開催される大会なのであろう。ワールドカップでも、ワールドグランドチャンピオンズカップでも日本の対戦順は明らかに意図的なものを感じる。まずは勝てそうなチーム、そして強いチームの順になっているし、それがテレビの視聴率も考慮されているのか必ず週末に設定されていたりする。それでも勝てないという現状を日本バレーボール協会はどのように分析しているのだろうか。本当に勝ちたいのであれば、開催国が自動的に出場できるという特権を捨てるという判断も必要であると思う。
バブル経済の最中であれば、日本バレーボール協会もスポンサー集めも楽であっただろうが、クラブチームでさえどんどん休部となっている現状では、スポンサー集めも大変なことであろう。だからこそ、大会を放送するテレビ局と協力して、大会ごとにスター選手を作り上げ、実力以上に大会を盛り上げる必要があるのだろう。おまけに、バレーボール絡みで余計な事件まで起きてしまうのだから、本当に興ざめな話だ。