Monday, November 07, 2005
新京成電鉄 今昔物語

船橋に住んで16年になるが、ついこの間まで新京成電鉄の京成津田沼から新津田沼、前原へ至るルートに大きな変遷があったことを知らなかった。
一番初期の新津田沼駅 (version 1) は、現在よりJR津田沼駅寄りにあった。そこから現在と同じルートで前原に向かっていた。(1947年)
次に、京成電鉄への接続のため、現在の駅よりかなり東側に新津田沼駅 (version 2) を新設した。これにより、京成津田沼 → 新津田沼 → 前原というルートになった。(ただし、ルートは現行とは大幅に異なる)(1953年)
しかし、新津田沼駅 (version 2) はJR駅より遠いというクレームが多くなったため、version 2 が新設されてから使わなくなっていた version 1 をまた新たに新津田沼駅 (version 1.1) とし、新津田沼 → 前原というルートにした。これとは別に、新津田沼駅 (version 2) を藤崎台駅と改称し、京成津田沼 → 藤崎台 → 前原というルートにして、京成電鉄への接続を維持した。その一方で、新津田沼駅 (version 1.1) と藤崎台駅の間にルートを作った。(現在、ジャスコ津田沼店がある場所に京成の工場があり、この構内を走っていた)(1961年)
京成の車両工場がなくなったことにより、現在の場所に新津田沼駅 (version 3) を新設し、現在のルートである京成津田沼から旧工場(現在のジャスコ)の敷地を通り、新津田沼 → 前原へ至るルートとなった。これにより、藤崎台ルートは廃止となった。(1968年)
現在、藤崎台ルートに鉄道が走っていた痕跡はまったく残っていない。特に、現在のジャスコから県道69号線を渡った先については、家が建ち並んでおり、歩いてみてもまったくその痕跡は発見できなかった。しかし、Google Earth を利用して、衛星写真で確認してみたところ、昔線路であったと思われる場所に家がきれいに並んで建てられていることを発見することができた。(添付写真参照)
ネットで調べてみると、住んでいる土地の意外な過去に出会うことができる。