Wednesday, September 14, 2005
へぇ〜、賛成なんだ
自民党の歴史的大勝に終わった今回の衆議院選挙。
自民党所属でありながら、反対票を投じたいわゆる「造反組」の議員たちも、次の国会に郵政関連法案が提出されたら、賛成に転じるそうだ。
たしかに自民党の大勝という結果ではあるが、では彼らは何のために反対票を投じたのだろうか?
何らかの信念に基づいての行動だったと思うが、選挙の結果がこうなったからというだけで、賛成に転じるというのは理解できない。
反対票を投じたことで、党からの推薦を得ることができず、無所属で立候補した議員たちが自民党に戻るのも時間の問題だ。こうなると、自民党における一連のごたごたはすべてシナリオだったのではないかと勘ぐってしまう。
今回の選挙で唯一良かったと感じたことは、某IT企業の社長が落選したことである。しかし、それでも8万票もの得票があったことには心底驚かされた。まぁ、選挙に立候補しても株価には何の影響がないことがわかっただろうから、ふざけたお遊びは今回だけにしてもらいたいものである。
「刺客」と呼ばれた一芸だけに秀でた政治素人たちに国会が牛耳られてしまうことにこの国はこの先どうなってしまうのだろうかと恐怖を感じてしまう今日この頃である。官僚に支配されるより始末が悪いような気がするのだが。