Saturday, August 18, 2007

「楽園」(宮部みゆき)

 
宮部みゆきの新作「楽園」を読んだ。

読んでいる時は、てっきり現実に起こった事件をモチーフに書かれた作品だと思っていたが、執筆中にその事件が発覚したというあとがきを読んで驚いた。

「模倣犯」の9年後という設定で、同じ人物が登場するのだが、「模倣犯」の呪縛から逃れられないのは、この登場人物だけではなく、作者である宮部みゆきも同じなのではないかと感じた。
 

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