今年度の江戸川乱歩賞受賞作品「
カタコンベ」(神山裕右(著)講談社)を読みました。
これまでも、江戸川乱歩賞作品って推理小説を読んでいるという感覚があまりなかったのですが、今年の作品もそうでした。これが江戸川乱歩賞の伝統なのでしょうか?
冒険小説として読む分には非常に楽しい作品でした。ちょっと「
ホワイトアウト」(新保裕一(著)新潮文庫)っぽいところもありましたが。
そういえば、以前の江戸川乱歩賞作品でまるでレイモンド・チャンドラの「
長いお別れ」(ハヤカワ・ミステリ文庫)という作品もありましたね。どの作品かはノーコメントですが。